本公演(2003年10月公演時)

プレビュー公演の時よりエンターテイメント性が増して良かったです。飽きずに楽しめました。約1時間40分? 意外とあっという間でしたね。
やはりダンスが入ったことによって、舞台としても華やかになったし、プレビューの時よりトーンにバリエーションが出て楽しめました。
源川瑠々子さんは歌が上手くなりましたね。全体的にグレードアップしていて良かった。

映画監督 雑賀俊郎  10/3

まず嬉しかったのは、源川瑠々子さんの歌が前回よりずっと良くなっていたことです。実は、3月のアトリエ公演のときは、素材は素晴らしいながらも、発声はまだこれからかなという印象でしたが、今回は見事に自分の響きを見つけ出していました。
セリフのイントネーションも、しぐさの一つ一つも、考え抜いた結果だと感じました。
次に、台本が練れてきていました。前回も散文詩のような面白さは合ったのですが、今回はキャラクターの演じ分けがもっとしっかりしていたので、意味がよく頭に入りましたし、より一人芝居の戯曲らしくなっていました。
ダンスも興味深く拝見しましたが、問題があるとすればダンサーの衣装だと思います。例えばあまりデコラティヴな衣装でなくすれば、より抽象を表せるのではないでしょうか? 大きな舞台でしたので、空間と装置、照明のバランスも難しい問題があると思いました。
神尾さんの音楽は、演奏にある種の「強さ」が出る瞬間があるのが面白かったです。弦楽四重奏は、神尾さんの即興的な演奏によくぞ合わせていました。いっそ、前奏曲とか間奏曲を入れて、そこでは弦楽四重奏を全面的にメインにする数分間を作ってみては?

音楽評論家 林田直樹  10/3

夢の中にいたような感じでした。観終わった後、夢なのか現実なのか…イメージの世界で遊ばして貰いました。
主役の源川瑠々子さん狭い舞台の方が光ってたかなぁ、舞台やダンスは衣装も含めもっと古風な感じが良かったです、これも好みかな?
作品のテーマである「こころ」はつかみ所の無いものなので、難しい題材だなって改めて思いました。ひとり芝居になって、観客一人一人に何か伝わるもがあったのか、原作を読んでない人には理解出来たのか?難しいですね。でもそれに挑戦した情熱は素晴らしいと思います。初めての試みはなかなか理解されないもの、それを打ち砕いて本物が見えてくる!楽しい期待有難うです。

TV番組プロデューサー 寺田省太郎  10/3

プレビュー公演の時より、一段とグレードアップしてて面白かったです。音楽も弦楽器が加わって、心地良くずっと聴いていたいと思いました。
瑠々子さんは一段と静の気持ちの部分が掘り下げられて、演じられていましたね。
特にひとりぽっちの淋しさがよく出ていたと思います。海外公演が実現したら是非追っかけて行きます!

東映ビデオ/プロデューサー高橋尚子  10/3

以前に拝見したプレ公演と比べて微妙に表現し切れていなかった心象の部分がビジュアルのサポートでよく伝わってきて流石とおもいました。
源川さんの目の動き・総合的な演技力も格段の成長が見られこれからが楽しみです。
しかし反面初々しさが以前より欠如していて、戸惑いの表現にもう一つ足りないなと感じる場面はありました。
課題を残す事もいい役者への一歩だと思うのでこれからの源川さんにエールを送ります。また機会があれば応援させていただきたいと思っています。

共同印刷株式会社 黒田清久 10/2夜

楽しかったです。_夏目漱石「こころ」は読んでいませんでしたが、舞台の内容は大体わかりました。今まで日本のミュージカルは観たことありましたが、この作品は少し違いますね。めずらしい作品と思います。韓国で流行るかどうかは、ちょっと難しいかと思いますが、私は楽しめました。

駐日本国大韓民国大使館 韓国文化院 文化官 金 鍾浩  10/2 夜

本日は素敵な舞台を拝見させていただきまして、ありがとうございました!
「ひとり文芸ミュージカル」と名を打っていらしたので、どのような作品に仕上がっていらっしゃるのか?・・・と楽しみにしておりました。
舞台のセットもさることながら、音楽の生演奏!照明の効果も重なって、奥行きのある舞台でした。
主演の源川さんは、芝居心はもちろん、大変歌唱力のある方なのですね。
3人のダンサーさんも、表現力豊かで驚きました。素晴らしかったです。
今後の活躍に期待したいと思います。

株式会社 81プロデュース 演技研究所 新井 亜沙美  10/2 夜

良かったですよ。違和感なく観られました。
観た後の印象も良かったし。
僕ら演劇畑の人間と違って、音楽家が作るとこうなるのかな、と思って観てました。
主演フ源川瑠々子は歌が上手かったね。

演出家 相羽源次郎  10/2 夜

男と女…恋愛と夫婦…求めても手の届かないココロ…ワタシは満たされているのか満たされていないのか…健気に生きる静さんの切ない気持ちが舞台から伝わってきました。
美しいメロディ、美しい舞踊、美しい微笑み、しかし、そのウラには激情を抑えるしかなかった諦めがしっかりと隠されています。
僕自身はその気持ちに狂おしくなりました。
「我慢しなくてもいいんだよ」と声をかけてあげたいです。

テレビ朝日/ドラマ担当 井上千尋  10/2 夜

主演の源川さんの才能あふれる演技・唄は一見の価値がありました。
新人にして二時間もの芝居を一人で唄を歌い踊り演技をし、その舞台上の物怖じしない態度は大器の予感を感じさせます。神尾さんの美しい音楽と源川さんの唄のハーモニーも抜群でした。
源川さんがもっと大きくなるために苦言も呈しておきます。
唄のほうは、合格点をあげられるレベルだとは思いますが、演技のほうがまだまだだと思います。明治女の情念をもっと丁寧に表現していかなければなりません。また、全体がミュージカルしすぎで、唄以外の演技部分に違和感を覚えたとは否めません。
肩に力が入りすぎなのかな?もう少しナチュラルな演技にもチャレンジしてみてください。ミュージカル以外の芝居をしている源川さんもぜひ見てみたいものです。これで演技も素晴らしいとなれば、将来はどうなるのかわくわくしますね。

日本テレビ 編成局 渡部智明  10/2 夜

内容から、日本舞踊や歌舞伎の小芝居でよく使われるこの劇場を選ばれたのでしょうね。よく合っていたと思います。
ただ、できればもっと小さい劇場で肉声で聴いてみたかったですね。
音楽はとても素敵でした。

読売新聞東京本社 編集局文化部 中村 桂子  10/1昼

ひとり芝居でミュージカルと言う、大胆な試みは意欲的で良かったと思います。
ミュージカルは脚本と演出が大事なので、そこにもっと工夫があったら良かったと思いました。音楽は良かったですね。
主演の源川瑠々子さんはなかなか良い素質をお持ちだと思いますので、もっともっと
もまれて磨かれていくと良いですね。時には大勢の先輩の中で学ばれてはいかがでしょうか。

演劇評論家 藤田洋  10/1昼

プレビュー公演の時よりもドラマ全体が分かりやすく伝わっていたと思います。
ライティングや装置も良く、ダンサーが加わったことで、ビジュアルとドラマがよく組合わさって表現されていましたね。
源川瑠々子さんは声の通りが良く、マイクなしでも大丈夫だったのでは?
クリアな声で魅力的でした。

映画監督 佐々木正人  10/1夜
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